25.5g

手にしたのは 可愛げ無くも

穴の空いたルーズリーフ

埋めていくのは 水色じゃなく

いつもの黒いボールペン

 

端っこも 揃わずに

分厚くなった四つ折り

零れぬように 封を閉じる

透明なセロテープ

 

郵便局へ向かう

 

窓口のおじさん にこっと笑って

「はい、どうぞ!」と私を呼ぶ

「お願いします。」と差し出した

この手にはもう

引き換えのレシートと

お釣りの10円玉

 

レシートに書かれていた

25.5g。

にじゅうごうてん、ご、ぐらむ。

 

私の想いが25.5gになって

あなたのもとへ届くらしい

紡いだ言葉の温度や

これから来る季節たちの気配

それらが詰まった25.5gになって

 

あなたのもとへ

 

レシートを眺めている

25.5g。

にじゅうごうてん、ご、ぐらむ。

 

私の想いが25.5gになって

あなたのもとへ届くらしい

言えずじまいの言葉たちや

分かったこと 知らないままのこと

それらが詰まった25.5gになって

 

あなたのもとへ